北海道深川市様では職員のDXへの意欲はあるものの実践的な取り組み方がわからないという課題がありました。そこで、テックファーストはBPR/RPAを体験する2日間のワークショップを開催しました。ワークショップでは、基礎講義からグループワーク、RPAツール「WinActor」のハンズオン演習まで段階的に実施し、「自分でもやれそう」という実感と主体的な取り組み意識の醸成につながりました。
北海道深川市様では、第6次総合計画に基づき、行政サービスや業務のデジタル化を積極的に推進されています。しかし、職員の皆様にはDXの取り組みに対する強い意欲がある一方で、実際にどのように取り組むべきかについてはハードルの高さを感じているという課題を抱えていらっしゃいました。
このような背景から、職員の皆様が自分の業務にDXをどう結びつけられるか実感できる場を設けたいとのご相談をいただきました。実践的な学びを通じて小さな成功体験を積み重ねることで、DXに対する心理的なハードルを下げ、より主体的にデジタル化に取り組める環境づくりを目指したい。このようなお声を受けて、テックファーストが解決のために支援させていただくことになりました。
テックファーストでは、深川市様の課題解決に向けて、BPR(業務改革)やRPA(業務自動化)の一連の流れを体験しながら学べる2日間のワークショップを開催いたしました。このワークショップは、漠然としたDXのイメージを現場の業務プロセスに具体的に結びつけることを狙いとして設計されています。
ワークショップでは、まず1日目にBPR/RPAに関する基礎講義を実施し、基本的な知識と考え方を習得いただきました。その上で、課ごとに分かれてRPAによる業務自動化案を作成するグループワークを実施。職員の皆様が実際の業務をどのように自動化できるかを検討する機会を提供しました。
2日目は、RPAツール「WinActor」を用いたハンズオン演習を通じて、実際にツールを操作しながら自動化の仕組みを体感いただきました。最後に、RPAを活用した業務改善シナリオの作成をサポートし、職員の皆様が自らの業務に適用できる具体的な改善プランを描けるよう支援いたしました。
本ワークショップには15名が参加され、参加された職員の皆様は難易度を感じつつも、「実務活用の可能性」を強く実感されたとのお声をいただきました。
特に、ツール操作体験を通じて「自分の業務に置き換えて考える」きっかけを獲得できたとの声が多く寄せられました。「自分たちの手でシナリオを作れる」というイメージを持つことができ、DXに主体的に取り組む意識が醸成されました。単なるツールの習得に留まらず、業務改善の主体者意識を高めるという大きな成果につながりました。
アンケートでは以下のような声をいただいています。
「WinActorでキーボードやマウス操作までプログラムできるとは思わず驚いた」
操作体験や具体例を通じて、「RPAは遠い技術ではなく、自分たちの業務に取り入れられる」との確信を得られたことが、本ワークショップの最大の成果といえます。また、職員一人ひとりが「業務課題の整理」から「自動化への手応え」までを実際に体験することで、今後の実践に向けた行動の土台を形成することができました。
なお、後日本取り組みと職員の皆様の意欲が高く評価され、深川市長より感謝状を授与いただきました。
北海道深川市でのワークショップについて以下の記事でより詳しくご紹介しています
【note】自治体DXを加速するワークショップの可能性 ~北海道深川市での取り組み事例~
【テックファースト株式会社】
代表者名:林 龍太
本社所在地:東京都千代田区丸の内 三丁目4番1号 新国際ビル
北海道支社:北海道岩見沢市有明南1-29 新産業支援センター
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